5日-6日間でも満喫!ポルトガル旅行モデルコース

ポルトガルって、5日間や6日間で回れるの…?

1週間のお休みがとれて、そんな風に考えているあなた。日本から遠い遠いポルトガルですが、5日間から6日間あればポルトガルの主要スポットは一通りめぐることができます。この記事では、5泊7日でポルトガルを回れるモデルコースを紹介します!1週間のお休みを使って、ポルトガルへ行ってみませんか?

はじめてさんは真似したい!5日-6日間でも満喫!ポルトガル旅行モデルコース

フライト情報


【行き】 ANA・ルフトハンザ航空利用
羽田深夜発・リスボンお昼到着(ドイツ・フランクフルトでの乗り継ぎ含めておよそ19時間)

【帰り】 ルフトハンザ航空利用
ポルト午前中発・羽田翌午前中着(ドイツ・ミュンヘンでの乗り継ぎ含めておよそ16時間)

※航空会社のスケジュールは変更することがあります。

【1日目】リスボン到着 

ポルトガル観光1日目はまず首都のリスボンから。お昼にリスボン空港に到着するフライトです。ホテルにチェックインして少し休憩してから、町中を散策してリスボンの雰囲気を楽しみましょう。

リスボン(Lisboa)のおもな見どころ

サン・ジョルジェ城(Castelo de São Jorge)

リスボン初日は、まず町の全体像を知るために高台へ行きましょう!定番の展望スポットは「サン・ジョルジェ城」です。リスボンの繁華街からも丘の上にそびえたつのがよく見えるこのお城の起源は、なんと古代ローマ時代までさかのぼります。

現在は城壁の散策ができるほか、リスボンの町とテージョ川を一望できる絶好の展望スポットとして毎日たくさんの人で賑わいます。まずはここで、ポルトガルに来たんだ!という実感を高めましょう。

アルファマ(Alfama)

サン・ジョルジェ城をあとにしたら、アルファマ地区を中心とする下町の散策へ。くねくねとした細い路地は、歩き出すと迷路のよう。古くからずっと続いてきたリスボンの生活を垣間見られる空間でもあるので、ノスタルジックな雰囲気も楽しめますよ。

細い路地の間をガタゴト音をたてながら、家スレスレに走る路面電車も今ではリスボン名物。リスボンで一番古い教会「リスボン大聖堂」へも歩いて行ける距離です。

アルファマ地区は、日が暮れると一気に暗くなります。人通りも少なくなるので、暗くなる前にできるだけ繁華街に戻りましょう。にぎわいを見せるアウグスタ通りや、コメルシオ広場を散策しているうちにあっというまに夜は更けてしまいますよ。

【2日目】リスボンから行けるショートトリップ

2日目は、リスボンから日帰りで行けるベレンとロカ岬へ。世界遺産スポットと大西洋最西端の岬を巡るスケールの大きな1日です!

ベレン(Belém)のおもな見どころ

リスボン市街地から鉄道・バス・トラムいずれの方法でも30分前後、テージョ川沿いにベレン地区はあります。この場所が有名なのは何といっても「ジェロニモス修道院」と「ベレンの塔」からなる世界遺産の地であるということ。毎日多くの観光客が列を作る混雑スポットでもあるので、できるだけ早めの行動がおすすめです。
もっと詳しく!→「世界遺産ジェロニモス修道院とベレンの塔

ベレンで忘れてはならないのが「Pastéis de Belém(パスティス・デ・ベレン)」で食べられるナタ(エッグタルト)。ポルトガルで一番おいしいナタの筆頭にいつも挙がる超有名店です。こちらも同様に毎日長蛇の列ができるので、行列を避けるためにも午前中の早い時間に行くのがおすすめです。いくつでも食べられそうな絶品ナタ、ぜひ味わってください!

ロカ岬(Cabo da Roca)

ベレンからさらにテージョ川沿いに鉄道で海方面へと進み、カスカイスからバスを乗り継いで向かうのがユーラシア大陸最西端の「ロカ岬」です。ポルトガルの詩人カモンイスが残した「 ここに地果て、海始まる」という言葉が彫られた記念碑の向こうには、どこまでも広がる大西洋。

はるばる東の日本から、西の果てまでやってきたんだ、という実感に胸が熱くなるはずです。最西端から沈みゆく夕日を見届けるのもよいですね。ただ、交通アクセスはバスかタクシーと限られてくるので、帰りの手段は確保しておきましょう。

【3日目】リスボンからコインブラへ(移動日)

初日に行けなかったリスボンのバイシャ地区のサンタ・ジュスタのエレベーターやロシオ広場などを午前中に回って、お昼前にはコインブラに向けてリスボンを出発です。

ポルトガル第3の都市、そして学園都市でもあるコインブラへは、高速列車アルファ号(AP)を使うと速いのでおすすめです。コインブラ行きの列車はサンタ・アポロニア駅またはオリエンテ駅から発車します。ロシオ駅からではないので注意しましょう。パン屋などでサンドイッチをテイクアウトして、車窓を眺めながらのランチもよいですね。アルファ号で2時間ほど揺られたら、コインブラに到着です。

コインブラ(Coimbra)のおもな見どころ


コインブラ大学(universidade de coimbra)

お昼すぎにコインブラへ着いたら、世界遺産にも指定されているコインブラ大学とその周辺のソフィア地区へ行きましょう。丘の上にあるコインブラ大学は700年以上もの歴史をもつ、世界最古の大学のひとつです。入場料を払って、歴史ある旧大学敷地内の礼拝堂や王宮、大学の儀式に使用された「帽子の間」などを巡ります。

コインブラ大学一番の目玉はジョアニナ図書館。金泥細工が施された豪華絢爛な室内に、天井近くまでびっしりと本が並べられた光景は圧巻です。まるでディズニー映画『美女と野獣』の世界観が広がっていると、多くのディズニーファンをも惹きつけています。世界一美しい図書館とも言われるジョアニナ図書館は、コインブラ観光のハイライトになるはず!

大学周辺の一帯は学生が住む下町エリアです。勉学に勤しむ学生の生活を感じながら、学問の町の夕暮れ時を楽しみましょう。
もっと詳しく!→「まるで映画の世界!世界遺産コインブラ大学・アルタとソフィア

【4日目】コインブラからポルトへ(移動日) 

コインブラからさらに北へ進み、ポルトへ。電車またはバスでのどかな田園風景の中を1時間〜1時間半ほど走っていると、ドウロ川と明るい茶色の坂の町が目の前にぱっと飛び込んできます。ポルトガル第2の都市、ポルトに到着です。

ポルト(Porto)のおもな見どころ

サン・ベント駅(Estação de São Bento)

お昼前にポルトに着いたら、荷物をホテルに置いてさっそくポルト観光を始めましょう!

まずは世界でもっとも美しい駅のひとつにも選ばれたサン・ベント駅へ。駅のエントランスの壁面いっぱいに広がるおよそ2万枚もの装飾タイル「アズレージョ」に圧倒されますよ。ポルトガルの歴史的なシーンがいつくも描かれれているので、少し前知識を入れておくとより楽しめるでしょう。

ポルト大聖堂(Sé do Porto)

サン・ベント駅からさらに坂を登っていった先にあるのがポルト大聖堂。大聖堂前の広場からは、オレンジ色の屋根とドウロ川、愛嬌のあるカモメが作りだす絵画のようなポルトの町が目の前いっぱいに広がります。

ポルト大聖堂は800年以上の歴史があるポルト市内でももっとも古い建造物のひとつです。ポルトの町を見守るような堂々としたたたずまいの大聖堂は、中に入ると美しいステンドグラスやアズレージョが見事な回廊を楽しめます。
もっと詳しく!→「世界遺産ポルトの歴史地区・見どころ一挙紹介!

ポートワインの町 ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア(Vila Nova de Gaia)

大聖堂からは、ドン・ルイス1世橋を渡った対岸の町ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアへ向かいます。橋は二層構造ですが、上層階はポルトの町が対岸から見渡せるベストスポット。

渡りきったらロープウェイで川沿いまで降り、数々のポートワインのセラーが並ぶエリアに到着です。選びきれないほどのワイナリーがあるので、見学したいワイナリーやお土産に買いたいメーカーは目星をつけておくことをおすすめします。

【5日目】ポルトから行けるショートトリップ 

ポルトガル北部はポルトガルの国発祥の中心。歴史的な建物が今も多く残ります。今回はポルトガル発祥の地ギマランイスと祈りの町ブラガを回りましょう。

ギマランイス(Guimarães)

ポルトから北へ鉄道で1時間10分ほど、世界遺産にも登録されている町がギマランイスです。この地でポルトガル初代国王が誕生したことから、ポルトガル発祥の地とも言われています。

駅から少し歩いたところにある旧市街はそこだけ中世の時間がそのままに流れているかのような趣ある雰囲気。タイムスリップしたかのような空間で、ポルトガルの歩んできた歴史についても触れられますよ。
もっと詳しく!→「ポルトガル始まりの地・世界遺産ギマランイス

ブラガ(Braga)

ランチをギマランイスで頂いたら、ブラガに向かいましょう!ギマランイスからブラガまではバスで30分ほど。ブラガは「祈りの町」とも呼ばれるほど、宗教的側面の色が濃い町です。

市街地から遠く丘の上に見える「ボン・ジェズス教会」がブラガを象徴するスポット。2019年に世界遺産にも登録された話題のスポットでもあります。市営バスとケーブルカーに乗って高い丘の上まで行った先にある、荘厳な教会と自然豊かな庭園。地上とはまた違う世界が広がります。

ブラガの市街地もまた、歴史的な建造物が多く建ち並びます。心ゆくまで、祈りの町の神聖な雰囲気に浸りましょう。ポルトまでは、鉄道またはバスで1時間ほどです。
もっと詳しく!→「ジグザグの白い階段が圧巻!ブラガの世界遺産ボン・ジェズス

【6日目】ポルト(帰国日) 

あっという間に旅行最終日。お土産の買い忘れがないかチェックです。ポルト市街地から空港まではメトロで1本と好アクセス。ただし、空港行きの本数は30分に1本ほどなので、1時間の移動時間は確保しておきましょう。

お疲れさまでした、日本までお気をつけて!

もう1日あったらここに行きたい 

もう1日、ポルトガルに滞在できそうですか?そんな時に行きたいおすすめスポットがこちらです。

ナザレ(Nazaré)

リスボンとコインブラのほぼ中間に位置する海沿いの町、ナザレ。年に数回見られる大波が有名です。ポルトガルを代表するリゾート地でもありますが、町全体に漂う素朴な雰囲気が魅力のひとつ。まるで日本の田舎の漁師町かと思うような、干物が並ぶ海岸沿いの光景に日本人は懐かしさを覚えるのではないでしょうか。

ケーブルカーで高台へ登ると、長く美しい海岸線を見渡すこともできます。大都市の観光が続いていたので、少しだけのんびりした雰囲気にほっと一息つきたいですね。

オビドス(Óbidos)

リスボンからバスで1時間ほど。「谷間の真珠」と呼ばれるオビドスは、歴代のポルトガル女王も愛したという可愛らしい村です。決して大きな村ではありませんが、城壁に囲まれた白壁の小さな家々と、それを彩る鮮やかな花々にシャッターが止まらなくなるでしょう。

オビドスの名物のさくらんぼ酒「ジンジーニャ」も忘れずに。小さなチョコレートでできたカップでグイっといただきましょう。

まとめ 

ポルトガルの5泊7日のモデルコース、いかがでしたか?まだまだご紹介しきれないスポットはたくさんありますが、そこはあなたのアレンジ次第でいくらでも楽しみ方にバリエーションが生まれることでしょう。

限られた日程でのポルトガル旅行だからこそ、メインスポットは押さえて最大限に楽しみたいですね。ぜひ、このモデルコースを参考にポルトガル旅行のシミュレーションをしてみてください!

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