旅行の楽しみのひとつは、お土産選びですよね。ポルトガルには、お土産にもぴったりのかわいい雑貨や小物、おいしい食べ物が盛りだくさん!せっかくのポルトガル旅行、お土産選びも満喫しちゃいましょう。この記事では、ポルトガルで買いたいお土産15選をご紹介します。
おすすめのポルトガル土産~小物雑貨編~
まずはポルトガルらしさ満点の小物雑貨、8つのご紹介です。ガロの置物やアズレージョ柄のグッズなど、ポルトガルの文化や伝統を上手に取り入れたかわいいお土産がたくさんありますよ。
ガログッズ
ポルトガルのお土産屋さんに必ずある鉄板グッズが、雄鶏「ガロ」の置物です。基本の黒色から、赤や白、緑まで、色とりどりのカラフルなボディにかわいらしいペイントが施されたガロは、ポルトガルの幸せのお守り。
コインサイズのミニガロから存在感のあるビッグガロまで、いろいろな大きさのガロがずらりと並んでいるので、お気に入りの1羽を探してくださいね。お部屋にガロがいるだけで、ポルトガルらしさが生まれますよ。栓抜きやマグネットつきのものなど、実用グッズもたくさんあります。
※ガロについてもっと詳しく!→「ポルトガルのシンボル&愛されマスコット「ガロ」のあれこれ」
アズレージョ柄グッズ
ポルトガルの町中や建物の中を彩るタイルのことを「アズレージョ」といいます。青く美しい絵画のようなものから、色鮮やかな模様が組み合わされたものまで、一言でアズレージョと言ってもそのデザインはさまざまです。そんなアズレージョ柄はお土産でも大活躍。ノートやコースターなど、アズレージョの柄がついているだけで一気にポルトガルらしさ満点のグッズになりますよ。
アズレージョタイルそのものを購入することもできますが、泥棒市や露店で販売されているタイルは盗品の可能性があるので要注意。また、アズレージョの絵付け体験を行なっているところもあるので、手作りのオリジナルアズレージョを持ち帰るのも思い出になるでしょう。
※アズレージョについてもっと詳しく!→「ポルトガルの街を彩る、美しい装飾タイル「アズレージョ」」
コルクグッズ
ポルトガルは、世界一のコルクの生産量を誇る国。コルクがとれる木、コルク樫は主にポルトガル南部のアレンテージョ地方で栽培されています。
コルクといえば、ワインの栓をする丸い形のものを思い浮かべるかもしれませんが、ポルトガルにはコルクを使った、お土産にぴったりのかわいいグッズがたくさんあります。コルク製のポストカードやコースターなどのお手軽なものから、財布やカバンなどファッショナブルなお土産まで…。「え!こんなものまでコルクでできてるの!?」と思うような幅広いバリエーションに、初めて見ると驚くかもしれません。
実はコルクには、撥水性・断熱性・軽量性・吸音性などたくさんのメリットがあるのです。コルクの長所を活かした実用的なアイテムにも、おしゃれなインテリアにもなるコルクグッズは、ポルトガルを代表するお土産のひとつです。
フィリグラーナ
ポルトガルでとっておきのアクセサリーを買いたい方におすすめなのが、伝統工芸品の金線・銀線細工「フィリグラーナ」です。極細の金や銀の糸からつくられる、繊細な模様はうっとり見とれてしまう美しさ。
機械でつくられたリーズナブルなフィリグラーナも売られていますが、ポルトガルの職人がつくる1点ものの美しさを目にすると、きっとあなたも特別なお土産やプレゼントとして、欲しくなってしまうことでしょう。
さまざまなデザインがありますが、定番のモチーフはポルトガル北部の町ヴィアナ・ド・カステロ発祥のハート型モチーフです。ポルトガルらしいアクセサリーがほしい!というのであれば、このハート形がおすすめですよ。
※フィリグラーナは日本でも購入できます!以下のサイトからどうぞ。
リンク:フィリグラーナ・コン・アモールHP
「恋人たちのハンカチ」
白い生地にカラフルな糸で文字やイラストが描かれたハンカチや巾着も、お土産屋でよく目にするグッズのひとつです。
白いリネン地に刺繍がされた「恋人たちのハンカチ」は、ポルトガル北部ミーニョ地方の女性たちが意中の男性に思いを伝えるためのラブレターのようなアイテムでした。白いハンカチに、愛の言葉やハート、花、ハト、鍵などのモチーフの刺繍を施して、男性にそっと渡していたそうです。
素朴で愛らしいデザインは、子どもへのお土産にもぴったりですね。ハンカチとしてはもちろん、額縁にいれてインテリアにするのもおすすめです。
イワシグッズ
ポルトガルの食文化で欠かすことのできない「イワシ」。リスボンで毎年6月に行われるサン・アントニオ祭りは、皆がイワシを頬張ることから別名「イワシ祭り」とも呼ばれています。
※イワシ祭りについてもっと詳しく!→「6月はイワシ祭りを楽しもう!サント・アントニオ祭 -リスボン-」
そんなポルトガルのイワシ愛は、お土産にもしっかりと反映されています。イワシ型の小物、イワシのイラストつきのグッズなど、何でもあり。ありそうでなかったイワシモチーフ、いろいろ見ているとどれもかわいらしく見えてくるから不思議です。
ポルトガル陶器
ポルトガルの陶器もチェックしておきたいお土産のひとつ。地域ごと、さまざまなタイプの陶器が生み出されていますが、なかでも有名なのがポルトガルの老舗陶器ブランド「ボルダロ・ピニェイロ」の製品です。キャベツやトマト、動物などをモチーフとしたインパクトのあるデザインの陶器から、ヴィンテージ感のあるおしゃれな陶器までバリエーションも豊富。
また、ポルトガルのレストランでもよく出てくる、素朴でポテっとした質感の赤土製陶器も、お土産屋でよく見られます。日本でも、ポルトガル料理を作ってこのお皿に盛れば気分はポルトガルのレストランになりそうですね!割れやすいので、移動の前にはしっかりと梱包することをおすすめします。
コスメグッズ
女の子は、ポルトガルのコスメも気になりますよね。まずおすすめするのは、リスボン発祥の自然派コスメブランド「BENAMÔR(ベナモール)」。ハンドクリームやボディバターなど、持って帰りやすくて、お土産にもぴったりの商品がそろいます。
バラやレモンなどの香りのほかに、ポルトガルの初夏の風物詩ジャカランダの香りから、なんとポルトガル名物のパステル・ド・ナタ(エッグタルト)を思わせる香りまで。どこか懐かしさのある、それでいてエレガントな見た目のパッケージもポイントです。
パッケージのかわいらしさと言えば、ポルトガルの石鹸も見逃せません。思わず部屋に飾りたくなるような、レトロなデザインの石鹸がたくさん。「CLAUSPORTO(クラウスポルト)」など、日本でも購入できるブランドもあります。
ポルトガルの石鹸についてもっと詳しく!→「ポルトガルは石鹸大国!おしゃれでお土産にもオススメのブランド7選」
おすすめのポルトガル土産~食べ物編~
ポルトガルで魅了されるものの代表格が、ポルトガル料理とポルトガルワインではないでしょうか。現地のレストランで食べたあの味、地元のスーパーで買った安旨ワイン…お気に入りのものはお土産にして日本でも味わったり、贈り物にしたりしたいですよね。ここからはお土産にももってこいの食品を7つ、ご紹介します。
缶詰め
缶詰めに慣れ親しんだ私たちでもきっと驚いてしまうのが、ポルトガルの缶詰めの充実度。スーパーにはツナ・イワシ・サバ・バカリャウ・タコやイカなど、幅広い魚介の缶詰めが棚の上から下までずらっと陳列されています。オイル漬けのものから、開封してそのまま食卓に出せるような味付きのものまでバリエーションも豊富。
味わい深い絵柄のパッケージは、持って帰ったあとしばらくは飾って眺めておきたくなるかもしれません。だいたいが3年以上の日持ちがする商品なので、長く眺めて楽しんで、最後に美味しく味わうことができる一石二鳥のお土産ですね。
おすすめは日本ではなかなか手に入れづらいバカリャウの缶詰めです。スーパーでなら2€ほどからで売られているので、ばらまき土産にもおすすめですよ。また、缶詰め専門店なるものもリスボンやポルトにあり、見たこともないくらいの多種多様な缶詰めがそろいます。
パテ
もうひとつのばらまき用のお土産におすすめなのが「パテ」。イワシやサバなどのペースト状のものが複数個セットになっている、リーズナブルで日持ちもする食品です。開封して、パンやクラッカーにのせるだけで簡単オードブルの完成。
ばらまき土産の定番ともいえるチョコレートやクッキーもよいですが、ここは魚介消費大国のポルトガルらしさを出してみてもいいかもしれません。
ワイン・ポートワイン
ポルトガル土産で外せないのが名産品のワイン。ポルトガルのレストランで味わったお気に入りのワインや、日本ではなかなか変えないポートワインやマデイラワインを日本に持ち帰りたいですよね。
デパートや大きめのスーパーには、広々としたワインコーナーが設けられていてポルトガル全土のワインに出会えます。また、ポートワインやマデイラワインは50ml入りの小ボトルのセットも売られているので、ばらしてお土産として配るのにもぴったり。
ワインは何本も持ち帰ると重くなるのに加えて、3本を超える場合は税関での申告が必要になります。ある程度の本数を購入するのであれば、ワイナリーやデパートで購入して日本まで郵送してもらうのもひとつの案ですね。
※ポルトガルワインについてもっと詳しく!→「ワイン好きのあなたに!ポルトガルワインを味わうための基礎知識」
調味料(マッサ・ピリピリなど)
ポルトガル料理にすっかり魅了されてしまったら…ポルトガルで食べたあの味を日本でも再現したい!と思いますよね。スーパーは、ポルトガルの味を作れる調味料の宝庫です。
まずは日本でいう味噌のような存在の調味料「マッサ・デ・ピメンタォン(Massa de pimentão)」。塩漬けにした赤パプリカのペーストで、お肉・お魚問わずさまざまな料理の味付けに使われます。少量でしっかりとした奥深い味わいが生まれるので、いろいろな料理の隠し味にも活躍しますよ。
また、料理をちょっとスパイシーに仕上げたいときに使われるのが「ピリピリ(Piripiri)ソース」です。シンプルなビーフステーキや魚のグリルに、ピリピリソースを合わせたらたちまちポルトガル風スパイシーフードに。
そのほか、日本でもおなじみのクノールが発売する調味料の中には、ポルトグルメのフランセジーニャのソースが作れる調味料や、魚介リゾット用の粉末など、手軽にポルトガル料理が再現できる商品がたくさんあります。旅のお楽しみのひとつ、スーパーでのお買い物は、調味料売り場もぜひのぞいてみてくださいね。
塩
ワインや缶詰に目が行きがちですが、実はポルトガルのお塩も、何世紀にも渡って海岸沿いで続いてきた名産品のひとつ。ポルトガル中部の海沿いの町アヴェイロや南部のアルガルヴェ地方の塩田でつくられる「フロール・デ・サル」(塩の花)が特に有名です。シンプルなお塩からハーブ入りのお塩など、フレーバーのバリエーションも豊富なので、お料理好きのお友達にもおすすめですよ。
ポルトガルのお塩は、まろやかで旨味の感じられる塩気が特徴です。粒の細かなタイプのお塩はお料理の仕上げに、粒の粗いタイプは煮込み料理やスープなどの調理の味付けに使うと、お料理の味わいがぐんとグレードアップすることでしょう。
お菓子
甘いものが大好きなポルトガルの人々。レストランでもカフェでも、老若男女問わずスイーツを頬張る姿は、ポルトガルの食文化のワンシーンです。
ポルトガルのお菓子といえば「ナタ」が有名ですが、ほかにもおいしいポルトガル菓子は盛りだくさん。カステラの原型でもある「パンデロー」や、チーズタルト「ケイジャーダ」など…きっとあなたも旅行中、お気に入りのスイーツに巡り合うのではないでしょうか。
これらの焼き菓子は、スーパーなどパッケージ入りで売られていたり、専門店でもギフトボックスに入れてくれたりする場合もあります。日持ちはしませんが、帰ってすぐに食べる場合やすぐにプレゼントする場合は、現地の焼き菓子を持ち帰るのもひとつの案ですよ。(夏場などの気温が高い季節は要注意です!)
チョコレート
最後に、ポルトガル生まれのチョコレート専門店を2つご紹介します。
まず1つめは、「Chocolateria Equador(ショコラテリア・エクアドル)」。ポルトに本店を含めた3店舗のほか、リスボン・コインブラ・ブラガにも店舗があります。
1粒から購入できるボンボンショコラや量り売りのチョコレートから、ナッツチョコレートまで豊富なバリエーションが魅力。レトロな柄のパッケージに包まれたタブレット型のチョコレートやバータイプのチョコレートは、お土産にもぴったりですよ。店内のディスプレーやラッピングに添えられる、素朴なイラストもかわいらしいのでお見逃しなく。
2つめは、ポルト生まれのショコラテリア「Arcadia(アルカディア)」。現在は国内30店舗以上展開されているほか、お土産屋でも手に入れることができます。
オーソドックスなタブレットチョコレートから、いわし型のチョコレート、その形から「猫の舌」という名前のついた薄いチョコレートなど、ポルトガルらしさを加えた商品が多いのも特徴。おすすめはポルトの町並みのイラストが描かれた箱に入った、ポートワイン入りのボンボンショコラです。
まとめ
ポルトガルに行ったら買って帰りたい、おすすめのお土産15選でした。自分用に、大切な人用に、またはばらまき用に…おみやげを選ぶワクワク感も、旅の醍醐味のひとつですよね。ぜひポルトガルに行った際は、今回のおすすめを参考に、楽しくて思い出に残るショッピングをしてくださいね。
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