ポルトガル人と国際結婚!どんな手続きが必要なの?

国際結婚が珍しくない現代、ポルトガル人との婚姻を考えている方もいることでしょう。遠距離恋愛の壁や文化の違いを乗り越えて、晴れて夫婦になることを決めた2人。幸せいっぱいな時期ですが、将来への期待とともに不安になることもあるかもしれません。

その不安の1つとして婚姻手続きがあるかと思います。それもそのはず、国籍が異なる2人が結婚するためには、日本人同士の婚姻手続きよりも複雑であることが多いものです。

そこでこの記事では、私がどのようにポルトガル人である夫と婚姻をしたのか、各手続きについてご紹介したいと思います。

※2018年~2020年時点のポルトガル式での婚姻の経験なので、最新の情報は在ポルトガル大使館などの公式な情報も必ず確認するようにしてくださいね。

役所で婚姻届けを提出するだけで夫婦になれる日本人同士の結婚とは異なり、国際結婚の手続きはそれなりの時間がかかります。ポルトガル式での婚姻の場合は、現地での役所の担当者によって必要書類や手続きの案内が異なることがあるので(悪気はないのですが)、ポルトガル人のパートナーとしっかり協力しながら進めることが大事です。

私と夫は日々の忙しさを言い訳に本腰を入れずに進めていたので、結婚を決めてから実際に入籍するまで、1年半ほどかかりました。さらに日本での氏の変更やパスポート申請なども含めると、2年以上のプロジェクトとなってしまいました。

今後ポルトガル人と婚姻を考えている方は、結婚が決まったら早めに動くことをお勧めします。この記事が少しでも役に立てば幸いです。

ポルトガル方式による婚姻の流れ

ポルトガル人と日本人が婚姻をする場合、まずはポルトガル式か日本式でするかを決めます。私はポルトガル式で婚姻し、その後、日本で各種必要な手続きをしましたので、そちらの方法を説明します。

外国人としてポルトガル式で婚姻する場合の大まかな流れは、

1. ポルトガルにて、居住地区の戸籍登録保存所(Conservatória do Registo Civil)に必要書類を提出します。

2. 提出した書類に不備がない場合は、戸籍登録保存所から書類受理の連絡が入ります。ここで婚姻をする日時を調整します。

3. 婚姻手続き当日、戸籍登録保存所にて、戸籍登録保存所長の立会いの下で宣誓を行い婚姻が正式に成立します。

4. ポルトガルでの婚姻成立後、日本の本籍地の市町村役場に婚姻届を提出します。

ここまでが婚姻の流れですが、その後、必要に応じて

5. ポルトガルに3か月以上滞在する場合は、外国人・国境局(SEF-Serviço dos Estrangeiros e Fronteiras)で居住証 (Título de Residência) を取得します。

6. 氏の変更を希望する場合は、ポルトガルまたは日本にて変更手続きを行います。氏変更後、パスポートや各種サービスへの変更手続きをします。

以上の全てが完了すると、婚姻関係の手続きが終わり、新たな人生が始まります!

戸籍登録保存所へ提出する書類

ここからは、それぞれの手続きを具体的に説明していきます。

まず、戸籍登録保存所(Conservatória do Registo Civil)に提出する書類です。

1. 日本国旅券

2. 出生証明書(戸籍謄(抄)本)の原本及びそのポルトガル語の翻訳証明

3. 婚姻要件具備証明書(独身証明書)の原本及びそのポルトガル語の翻訳証明

4. すでに中長期滞在している方はポルトガルの滞在許可証(Título de Residência)

戸籍謄(抄)本と独身証明書は、アポスティーユ(Apostille;日本官憲の公印)付きを求められるので、あらかじめ日本で用意をしておきます。各種書類は、発行3か月以内のものが必要になります。また戸籍謄(抄)本は、婚姻後に大使館へ婚姻届けを提出するときにも必要になります。そのため、戸籍謄(抄)本は2通取得しておくと良いでしょう。※大使館への提出用にはアポスティーユは不要です。

アポスティーユは外務本省(東京)と大阪分室の窓口、または郵送にて申請します。※2021年6月現在、新型コロナウイルスの影響で、郵送での申請が基本となっております。

戸籍謄(抄)本と独身証明書に、アポスティーユを付けたら、ポルトガル語に翻訳し翻訳証明をつけます。翻訳と翻訳証明については、

1. 申請者自身が翻訳をし、それを在ポルトガル日本大使館にて翻訳証明をしてもらう方法

2. 現地で翻訳・翻訳証明をしてくれる会社にお願いする方法

があります。在ポルトガル日本大使館にて翻訳証明を発行してもらう場合の方法はこちらをご参考にしてください。https://www.pt.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000101.html

ちなみに私はミーニョ大学の翻訳サービスを利用しました。上記2つの証明書の翻訳と翻訳証明の発行で約130ユーロでした。

私はこの独身証明書の取得申請したときに、うっかり夫の生年月日を間違えたため、ポルトガルの戸籍登録保存所にて書類不備と判断されてしまいました。そのため再度日本で書類を取得し、アポスティーユ・翻訳と翻訳証明をもう一度作成するという失敗をしてしまいました。それまでにも時間がかかっていたのですが、さらに数か月婚姻手続きが先送りになってしまいました。

これから手続きをされる予定の方は、日本で必要な書類の申請時には、内容を何度も確認するなど、どうぞ気を付けて行ってください。夫の生年月日を間違える人はなかなかいないと思いますが・・・。

余談ですが、ポルトガル人は名前が長いのと、日本語表示では苗字・名前が一つずつしか記載できないので、最初は違和感があると思います。例えば、「Paulo José Oliveira Alves」さんの場合は、日本の公的な書類には、苗字「オリベイラアルベス」名「パウロジョゼ」と続けて記入しなければいけません。ポルトガル人は名前が長い人が多いので、氏名の欄が小さい場合は結構大変です。

また、カタカナも統一する必要があります。例えば、Alvesを「アルベス」とするか「アルヴェス」とするか、または「アルヴェシュ」にするか…、書類によってバラバラにならないように注意が必要です。特に婚姻後に夫の氏を自分の名前に使用するときは、どの書き方を今後使っていくのかしっかり考えて決めておくことをお勧めします。

全ての書類がそろったら、居住地域にある戸籍登録保存所(Conservatória do Registo Civil)に行きます。

この時、ポルトガル語がわかる方は、パートナーだけに任せるのではなく積極的に担当者と受け答えをするようにしましょう。私は普段、夫とは英語で会話していますが、戸籍登録保存所では必ずポルトガル語を話すようにしました。ポルトガル語が話せないと判断された場合は、面接の際に必ず通訳をつけないといけなくなるからです。

通訳が必要な大きな理由としては、婚姻の契約書を交わす際にポルトガル人のパートナーが通訳すると公平ではなくなる恐れがあるからです。婚姻を承諾する際に財産に関して、3つの選択肢から選ぶ必要があり、その内容を不利なく理解していることが求められます。

もちろん、ポルトガル語が話せない方は、最初から通訳をつける旨を伝えてくださいね。

戸籍登録保存所でご自身の必要書類と、ポルトガル人であるパートナーの身分証明書を提出し、手数料120ユーロを支払います。書類に不備がなく申請が認められると、後日(約1~2週間後)、婚姻手続きをする日について連絡が入りますので、スケジュールを調整しましょう!

まとめ

今回はまずは最初のステップ、戸籍登録保存所へ提出する書類を中心にご紹介しました。普段あまり取得することのない書類が多いかと思いますが、不備のないよう余裕を持って準備を進めてくださいね。

婚姻手続き当日とその後の手続きについては、また別の記事でご紹介します。

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