素材の味を活かすレシピが多いポルトガル料理。ポルトガルを訪れた日本人の多くが、その美味しさに魅了されるほど、日本人の口に合うと言われています。
お肉料理はもちろん、海に面しているという恵まれた環境からもたらされる海鮮料理、暖かな太陽の元に育つ豊富な野菜や果物、ポルトガル料理といっても様々なレシピがあるので飽きることがありません。
今回はポルトガル料理の中でも日本人に特に人気のある「豚肉とアサリのアレンテージョ風 (carne de porco à alentejana)」をご紹介します!
アレンテージョ風というのは、ポルトガル中部のアレンテージョ地方の郷土料理であることを表しています。あさりを入れることから元々はもっと南のアルガルヴェ地方発祥なのでは?という説もあるようですが。
日本人の感覚からすると、豚肉とアサリを一緒に料理すると聞くとなんとなく違和感を感じられるかもしれません。
ただ、この組み合わせが驚くほど良く合うのです!!どちらの素材もお互いを邪魔することなく、旨味を引き出してちょうど良いハーモニーを作り出してくれます。ぜひ騙されたと思って試してもらいたい一品です。
アレンテージョ地方の郷土料理ではありますが、ポルトガル全土で食べられている家庭料理なので、作り方は様々。基本的には、「マッサ ・デ・ピメンタォン(Massa de pimentão)」と呼ばれるパプリカのペーストで味付けした一口サイズの豚肉とアサリを一緒に炒めて、最後に揚げたジャガイモを合わせます。マッサ以外の味付けは、オリーブオイル・ニンニク・ローリエ・白ワイン・塩、とシンプルです。
レシピによっては、上の写真のようにジャガイモを別にしたり、ジャガイモの代わりに栗を用いたり、パクチーを加えたりと様々です。
日本語でレシピを紹介しているYoutubeチャンネル『poruporu 【ポルトガル料理とお菓子の作り方】』にて作り方を見ることができるので、ぜひ参考にしてみてください!日本で手に入る食材で日本人に合う量で作れる嬉しいレシピです。
ランチや夕食の一品に!おすすめの「豚肉とアサリのアレンテージョ風」のご紹介でした!